被害回復の難しさ出会い系サイトでのサクラ被害や料金の不正請求詐欺による被害は、警察や弁護士に相談することで回復することは可能ですが、それには心理的、金銭的なリスクを伴うため実際には難しい面があります。


弁護士や警察に相談して被害を回復する

利用している・いないを問わず、すべての方に知っておいてもらいたいのは出会い系サイトでの被害の回復は不可能ではないものの難しいということです。

サクラ被害にせよ、サクラの存在が元となって起きる料金の不正請求にせよ、被害を回復するためには、弁護士や警察などに訴え出る必要があります。弁護士の場合は、相談料を受け取っていることもあって、親切に被害回復のために尽力してくれることの方が多いですが、警察に被害届けを提出する場合は注意も必要です。

警察に被害届を提出する際は、被害の詳細を具体的に説明するためにサクラから送信されてきたメールの内容や支払いの明細などをきちんと保存し資料として持っておかなければいけません。具体的な証拠となるものがないと警察が捜査に乗り出すことは難しいので、スムーズに被害届を受理してもらえるようにメールの履歴等についてはしっかりと残しておくようにしましょう。

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被害回復を目指す行動に伴うリスク

弁護士にしろ警察にしろ相談する場合は、被害に遭った経緯を事細かに説明しなけばならなくなります。それは自分のプライベート情報を事細かに第3者に対して曝け出すということでもあるので心理的な抵抗を伴うことになります。

出会い系サイトでは、普通のメールと違って性的に過激な内容のメールを交換することもあり得えます。そうした超・個人的な内容メールなどプライベートな場でも他人に知られたくないことを、場合によっては説明しなければいけません。これは特に女性にってはとても勇気のいることです。

また、弁護士に相談した場合は、相談料や裁判になった場合の弁護料が生じることになるので金銭的な負担もしなければいけません。被害額が数万円程度であれば、たとえ被害が回復したとしてもそれにかかる弁護士への相談料や裁判費用の方が大きな金額となる可能性もあります。

こうした、人に知られたくないことを知られるリスクや金銭的な負担といったリスクと共に、家族や友人など周囲の人にも出会い系を使っていたことや被害に遭ったことが知られる可能性もあるので、日常生活や人間関係に与える影響についてもじっくり検討した上で相談をするかどうかを決める必要があるでしょう。

被害の回復自体は可能

不正に支払わされた料金が莫大な金額であった場合などはすべてが戻ってくるとは限りませんが、こうしたリスクを負う覚悟で出会い系のサイト運営者を相手に法廷闘争を行えば、過去のサクラ被害等に関する判例を見ても有罪判決を勝ち取り賠償請求が認められる可能性は決して低くはないようなので、被害額が非常に大きくなってしまったという人はリスクを負っても回復を目指す価値はあると言えるでしょう。

最近では、出会い系詐欺被害の回復について無料相談を受け付けている良心的な弁護士もいるようなので、そういった弁護士に相談してみるのもおすすめです。

被害に遭わないために

出会い系詐欺被害に遭う事態に陥らないためには、利用する出会い系のサイト選びで失敗しないということが一番大切です。あたかも真実味のあるかのように紹介されている悪質サイトの広告などに釣られないことはもちろんですが、その前提となる情報の取捨選択を誤らないというのが何よりも大切です。

サイト選びさえ間違わなければ、余程のことがない限り出会い系で被害に遭うことはありません。むしろ、きちんと出会えるというメリットの方が大きいのが出会い系サイトです。

そのメリットを享受するためにも、正しい情報を正しく利用するようにしましょう。

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