出会い系サイトの現状分析出会い系は悪質なサクラサイトが摘発などにより数を減らし、出会える系のサイトが主流となりつつあります。しかし、出会える系の出会い系にも、キャッシュバッカー(CB)援デリなどの悪徳業者の存在など問題がないわけではありません。

背景事情などについて何の知識も情報も持たないまま利用することほど危険なことはありません。ここでは、今後の見通しなども含め、最新のトレンドなどを踏まえつつ2014年現在の最近の出会い系サイトの実態についても解説します。出会い系サイトを実際に使う前にまずは、現在の出会い系事情についてしっかりと理解を深めておきましょう。


相次ぐサクラ詐欺サイトの摘発による減少傾向

出会い系サイトが誕生して早10数年が経ちましたが、これまではそのほとんどがサクラ出会い系をはじめとした悪質サイトでした。そうした悪質な出会い系サイトの数は決して減ってはいませんし、むしろ今この瞬間にも手を変え品を変えしながら続々と新しい悪質サイトが誕生していると言っても過言ではない状況です。

しかし、昨今では出会い系のサクラによる手口が広く知れるようなってきたことなどから社会問題化し、警察などの関係機関の関心もにわかに高まってきています。サクラ詐欺へとつながる悪質な出会い系サイトへと誘導する迷惑メールの送信業者やサクラ行為を行っているサイトの運営者が摘発されるというニュースがインターネットや各種メディアで取り上げられるようになったことは、その最たる証左と言えるでしょう。

こうした社会的な動きと、利用するユーザーの知識の充実(サクラの見分け方や回避法に詳しくなってきた)が相まって悪質なサクラ出会い系の数は減りつつあり、利用する人の数も少なくなってきています。

特に、2013年は年初からサクラ出会い系の摘発が全国で相次ぎました。その時点ですでに3件が事件化してサクラサイトを運営していた会社社長が逮捕されたり、主婦が3千万円もの利用料金を騙し取られるなど被害の大きさが伺える事件が多かったです。

率直な印象としては、ようやく取り締まりを本格的に行うようになったのか、という感が否めません。

というのも、出会い系サイトの利用者が一番多かったのはすでに10年近く昔の話であり、その頃が一番サクラ行為が横行していました。それが、なぜユーザー数が減りつつある今頃?という感が否めないわけですが、これにはいくつかの理由が考えられます。

  • 以前に比べユーザーを騙し辛くなってきたことで非常に悪質なサクラ行為が目立つようになってきた
  • それに伴いサクラ出会い系での被害の規模が以前に比べ大きくなってきた
  • 被害に遭ったユーザーが被害を訴えるようになってきた

どんな業界にもサクラは存在しますが、『さすがにそれはやり過ぎなんじゃないのか?』という非常に規模の大きな被害が目立つようになってきたことが大きく影響していると考えられます。もちろん、軽微な被害を軽視しては決していけませんが、ニュースに出ているような事件の被害事例を見ると、さすがにそれは行き過ぎだろうと感じるものばかりです。それが、ユーザーの様々なリスクを背負って、勇気を持って被害を訴え出るという行動につながっていることも想像に難くありません。

しかし、こうしたニュースになる事例の裏には、被害を被っても泣き寝入りしているユーザーがかなりいるということも併せて考えなければいけません。

つまり、実態はもっと酷い状況で、被害の回復をすることができないまま『自己責任』という言葉で片づけられている事例が数多くあるということです。

訴え出て、詐欺行為をはたらいた会社や担当者が摘発され、自らの被害を回復することができればいいですが、そうでない場合も多いということを考えると、やはり、『正しい情報を正しく取り扱う』という自己防衛の姿勢が欠かせないと言えるでしょう。

余計なトラブルに巻き込まれないためにも、改めてサクラがいないサイトをきちんと選んで正しい知識の元、正しい使い方をすることを心掛けることが大切であると痛感させられます。

相対的に地位を高めつつある『出会える系』のサイト

出会い系サイトの目的は利用者に異性間の出会いを提供することにあります。したがって、そもそも出会えないようになっているということ自体が根本的に間違っていると言わざるを得ないのですが、残念ながら出会い系のほとんどは前述の通りサクラサイトばかりで実際に出会うことができない『出会えない系』というのが実態でした。

しかし、悪質サイトを利用するユーザーの減少が進む中で利用者の間で高い評価を得ながら着実にその地位を高めつつあるのが、サクラがいないくて利用者同士がきちんと出会えるようになっている出会える系のサイトです。

こうしたサイト自体は過去においても存在していました。中には出会い系サイトがインターネット上に存在し始めた時期から運営されているサイトもあるほどです。こうしたサイトの特徴は、その多くが利用に際して料金がかかる有料制のシステムを採用している点です。

これまでは、有料制のサイトの多くがサクラ行為を行っていたためユーザーに好まれてこなかったという経緯があったこと、インターネットメディアへの露出が少なかったことなどからその存在が広く知られるには至りませんでした。

ところが、既存の悪質サイトへの嫌悪感がユーザーの間で広がっていったことや、利用者の心を掴むサービスの充実が着実に図られてきたことでここ最近では大きな脚光を浴びる存在となっています。

ただし、有料制の出会い系サイトが人気を集めるようになってきたといっても利用者が増えている『優良な有料サイト』と『悪質な有料サイト』とでは同じ有料という料金システムであるとはいえ、内容には雲泥の差があります。前者は、1回のメール送信料が数十円程度で済むのに対して、後者の場合は数百円~数千円という法外な料金が課されることもあります。

つまり、ランキングで比較している安全で優良な出会い系サイトに関しては、利用料金の面でも非常にリーズナブルでユーザーに優しい料金設定になっているというわけです。

2014年の展望⇒現状と今後の展望

一度利用者を掴んだサービスは、なかなか廃れることがありません。それは出会い系サイトについても当てはまります。特に、出会い系の場合は男女間の恋愛という人間としての本能に根差したニーズをテーマとして扱うため、その定着度は非常に高いものがあります。

また、一時期社会的なブームとなったSNSやTwitterがその後勢いを落とすことなく躍進し続けていることを見ても分かる通り、ある一定数のコアなユーザーを抱えたサービスは時に社会的なブームとなるものです。

こうした点を踏まえると、『出会える系』のサイトが着実にシェアを広げ、ユーザーから高い評価を得つつある現在は、出会い系サイトにとって大きな分岐点とも言えるでしょう。

今後は『出会える系』のサイトの人気が高まることが予想されますので、2013年は社会的な一大ムーブメントを巻き起こす可能性も決して少なくはありません。

そして、悪質サイトが着実にその数を減らし、優良と評価できる安全なサイトが成長することで、出会いを求めるユーザーにとって利用しやすい、より健全な環境が整うことが期待できます。


【2013年10月1日 追記】

上の文章は、2012年の12月に公開したものですが、2013年10月現在で改めてここで展望したことを見直してみると、あながち予想が外れたとも言えず、展望した通りになっている部分もあると言えるでしょう。

というのも、今年に入ってから摘発されるサクラ詐欺サイトが非常に多くなってきているとともに、そういった動きと連動するように徐々に縮小や閉鎖に追い込まれていく悪徳業者運営の出会い系サイトが続々と出始めているためです。逆に、それとは対照的にサクラがいない出会い系に関しては、さすがに社会的な一大ムーブメントとまではいきませんでしたが、着実に利用者数を伸ばしています。

勢いを失う出会い系が悪質なものであること、逆に勢力を拡大している出会い系が安全で優良であるということを考えれば、この傾向は今年だけに留まらず今後しばらくは続いていくものと考えられます。

ただし、それでも未だネット上にはサクラ詐欺と連動した無料出会い系サイトなど悪質なサイトが数多く存在し、また誕生し続けているということも事実であり、完全に安心できる環境が整ったとは言えません。

したがって、我々出会い系サイトの利用者も決して安全な環境が理想的な状態で整ったと安心せず、悪質な出会い系の罠は未だ多くの場所に潜んでいるということを前提に警戒を怠らないようにしなければいけません。

キャッシュバッカー(CB)や援デリによる出会える系サイトの悪用

2014年現在、出会い系の中で完全に主流となった出会える系のサイトですが、サクラがいないことやきちんと出会える点は、サクラ詐欺サイトなどに比べればはるかに優良と評価することができます。

しかし、一方では問題も少なからずあります。それは、普通の女性に巧みになりまして男性相手にメールをしてポイント稼ぎをするキャッシュバッカー(CB)や、大人の出会いを目的に登録している男性をターゲットした援デリがどの出会い系にも数多く見られるということです。

キャッシュバッカー(CB)については、全盛期に比べれば減少しつつあると言えますが、援デリについては残念ながら、猛威を振るい続けているというのが現状です。援デリは違法売春を斡旋する業者であるため、時折警察当局から摘発されることがありますが、援デリの活動の温床となっている肝心の出会える系サイトの側が、あまり積極的に取り締まりを行っていないということもあり、なかなか減少傾向に至りません。

今後は、サクラやキャッシュバッカーに代わる援デリをどう排除していくことができるかが問われることになるでしょう。