スマホの出会いアプリスマートフォンの出会い・チャットアプリの利用は被害や事件に遭うリスクがあり安全とは評価できません。スマホの無料出会いアプリにはサクラ詐欺の出会い系が提供しているものや、18歳未満の児童が利用できるようにSNSに見せかけたものも多く危険性が高いです。


GPSによって近所の人と出会う仕組みの出会いチャットアプリ

出会いチャットアプリとは、スマートフォンに搭載されているGPS機能を用いて利用者同士がコンタクトを取り合う“新たな出会い系”とも言えるものです。ログインしてGPSをオンにすると、近くにいるアプリ利用者が顔写メなどともに表示され、気になる人に対してチャットメールを通じて連絡をし、出会うというのが大まかな仕組みです。

iPhoneでもAndroidでも利用できる無料のこうした出会いアプリは、まず無料で利用できること、そして近所で出会える可能性があることから今非常に人気を集めています。『ご近所出会い』は、出会い系サイトの利用者の間でも即会いができる見込みがあることから根強い人気があるジャンルであり、それが無料でできることから人気の高まりを後押ししていると考えられます。

昨今人気を集め利用する人の多いLINE/カカオのID交換出会い掲示板も無料出会いアプリの一種です。

出会いチャットアプリで出会うのは簡単ではない

無料の出会いチャットアプリは、出会えると評価することができるものではあるものの、あらゆる出会いサービスがそうであるように、男女の利用者数の差が非常に大きいため、単純に確率の面から会える可能性が高いとは評価することはできません。

これは、アプリが無料でダウンロード・利用できることと大きく関係しています。有料サイトに比べて無料出会い系サイトの方が圧倒的に利用者を集めやすいのと同様で、無料で利用できることから男性の比率が女性に比べて著しく高くなる傾向があるのです。

したがって、会えるとは言えるものの、効率は決してよくないと言わざるを得ない面があるわけです。

出会い系の利用が禁じられている児童が使えている問題

会えない可能性も高いということ以外に、アプリそのものに安全性の観点から問題があることも見過ごせません。中でも大きな問題となっているのは、18歳未満の児童が自由に使えていること、そして出会いチャットアプリを通じて、援助交際をするなどしていることがアプリが普及するにつれてクローズアップされてきています。この点については、出会い系事件のまとめと対策で詳しく解説しているので参考にしてください。

数年前までは、児童による援助交際問題といえば、必ずと言っていいほど出会い系サイトを舞台に起きていましたが、規制法の制定・施行により、現在では18歳未満の児童が利用することが法的に厳密に禁じられています。しかし、これらのアプリは、法規制後に出てきた“新たな形態の出会い系”であり規制の対象になっていません。そのため、児童でも年齢認証手続きをすることなく自由に利用することができてしまっているのです。

出会いチャットアプリは、名目上出会い目的での利用を禁じることを規約等で謳い、出会い系ではない体でサービスを提供しているものの、実際には出会える機能が堂々と搭載されているため、実質形骸化しており、むしろ、半ば確信犯的に出会える機能を提供していると言われても仕方がない状態です。

規制法を逃れるために、コミュニティサイトやSNSの体裁を装ってアプリを通じてサービスを提供し、児童による援交を助長してしまっている点に関しては大きな問題として指摘せざるを得ないでしょう。

援デリ業者による女性への成りすまし・悪用の問題

金銭が絡む男女交際の場として無料アプリが悪用されるという点については、児童による援助交際問題以外にも、援デリ業者よる客引き行為に悪用されているという問題もあります。援デリ業者についてはこのサイトでもブログなどを通じて、出会える系の出会い系が抱える大きな問題として何度も解説してきました。

男女が出会える仕組みがある場所には、必ず援デリ業者も存在していると言っても過言ではありません。援デリ業者は一般の女性を装って男性と出会おうとするので、社会一般的には援助交際をする人との区別がつきにくく、実態が把握されづらい面があります。単に援助交際問題として一括りに論じられることも多いです。しかし、本質は援交問題とはまったく性質のことなるものであり、児童でない18歳以上の女性の援助交際のほとんどすべては、組織的に売春を斡旋する違法業者によるものであるというのが実態です。

利用者が急増しているスマホの無料出会いアプリは、こうした業者によって客引きのための出会いの場として悪用されている面が少なからずあり、その傾向はアプリ利用者が増えるとともに益々強まりつつあります。

悪徳サクラ詐欺サイトの出会い系アプリも多い

スマートフォンのアプリストアで配信されている無料出会いチャットアプリ全体を見渡すと問題は他にもあります。それは、サクラ出会い系のアプリも数多く含まれているということです。このタイプのアプリの場合は、単純にサクラサイト利用し被害に遭うというリスク・問題があります。

悪徳サクラ詐欺サイトは、以前に比べてwebサイト上からは集客することができなくなりつつあります。それは、出会い系のサクラの実態についてネットユーザーが詳しくなり登録先として選択しなくなってきていることが大きく影響しています。

ところが、スマホのアプリに関しては警戒感が薄れるためか、ユーザー層が異なるためか無条件で信頼してしまう人が多く、悪徳出会い系による新たな詐欺の手口としてスマホアプリが悪用されるケースが増えているのです。

また、出会いチャットアプリ上で配信される広告を通じて、これらのサクラ詐欺サイトに誘導されるケースも見受けられるので、その点についてもアプリの利用には慎重な検討が求められます。

こうした点から出会いチャットアプリの安全性は低いと評価せざるを得ません。特に児童が自由に使えてしまっている点は由々しき問題であり、安全性を大きく損ねる要因と指摘しなければいけません。

また、会える可能性が低いという点からも利用するメリットがそこまで大きいとは言えませんので、出会うことを目的とするのであれば、異性紹介事業の運営業者として適切に法に則って許可を得ている、安全・優良な出会い系サイトに登録する方が無難と言えるでしょう。


2017年2月に、出会い系アプリ「年上フレンズ」の運営業者が摘発されました。摘発の直接的な理由は、出会い系サイト規制法に違反し『無届』で出会い系を運営していたことですが、事件を報じる報道内容からは、サクラ詐欺を行っていたことが疑われます。

昨年1月からの1年間で約7000万円を売り上げたとみられる。1人で50万円を課金した男性がいたが、女性とは出会えなかったという。

引用元
出会い系アプリを無届け運営、男3人を逮捕 – 社会 : 日刊スポーツ

ワクワクメールやハッピーメールなどの出会える系の出会い系では、50万円もポイント代金を課金したにも関わらず出会えないということは絶対にあり得ないので、サクラの女性がいたことが強く疑われます。こうしたサクラ詐欺の出会い系アプリは他にもたくさん存在しているので、優良出会い系以外のアプリは利用しないのがおすすめです。